0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

初めての育児でほんとうにしんどくなったら

私の息子は重度障害がありました。

最初は小児科の先生も全く気付きませんでしたが、

夜は眠れない、おっぱい飲めない、排泄(うんち)もなかなか出ない状態でした。

おっぱい飲めないのに哺乳瓶は嫌だ!

と言って受け付けないので、

仕方なく1時間ごとにちょっとずつ飲ませていました。

脱水になることもよくあり、入院生活は11年間で60回以上も経験しました。



私は今の特別支援学校(当時は養護学校)に勤めていましたので、

発達がおかしいな、ということは早くから感じていて

お医者さんに相談していたのですが、

お母さん、気にし過ぎ!と、どこに行っても言われていました。

5か月頃、半ばやけくそ気味に、

「うちの子5か月ですけど、こんなでいいんですかね~~?」と

言ってみたら

5か月でこれではちょっと心配ですね、と言われました。


小さい頃から子守りをしていたので、

育児や発達に関しては直観的なことも働いたのだと思います。

寝ない、飲めない、排泄できない状態の息子に

途方にくれたのは言うまでもないのですが、

養護学校勤務経験があったので、たとえ障害があったとしても

先の見通しがつけやすかったことと、

何とかなるだろ、という気持ちがあったから乗り切れたと思って

います。

実際はなか~~り大変だったのですが、

それまでの知識に助けられたことがたくさんありました。


そういう知識がない一般の方の場合はかなり大変だと思います。

そして、何より辛かったのは、

お母さんの気にし過ぎ!などと言われて相手にされなかったこと

です。

誰かに分かって欲しい、何か答えが欲しい、と思っている時に

何の助けにもならない言葉が辛かったです。


育児が自分一人ではどうにもならない!と思った時には、

今は各自治体でヘルパーさんなども紹介してくれると思いますので、

そういう方をお願いし、手伝っていただきながら

具体的な場面を共有していただいて、分かってもらいましょう。

 

辛くてどうにもならない場合は

ご自分のご両親との親子関係が関係している場合があります。

信頼できる方のカウンセリングやセラピーを受けることをお勧めします。


なるべくならご自分も育児に苦労した!

という人を見つけられると

参考になることを教えていただけると思います。


私が「子育てひろば にじの森」をやっているのにも

そういう意味があります。気持ちを聞いてもらえたり、

ちょこっとのアドバイスで、

ママが、あ~~、そういうことか!と分かると

グンと育児が楽になる、というのか、子どもが安定するので

結果的に楽になるのです。

そして、ママの気持ちも前を向けるようになるのです。