0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「む」り(無理)やりしつけは無理

2歳くらいまでにしっかり、

たっぷり大人から応えてもらえた子どもは

「自分を尊重してもらえた経験」が身体にしみこんでいるので、

人を信頼できるようになっています。

そういう子どもはちゃんと人のことも尊重してくれますから、

しつけをしやすいし、受け入れてくれます。





でも、その経験が少ない子は、

自分を尊重してもらうってどういうことかよく分からず、

人を尊重することもよく分からないのです。

受け入れてもらった経験があまりなく厳しくされた場合は、

自分を出せなくなってしまいます。

そうなると子どもにとっては、

ただ怖いから言うことを聞くだけ、なのです。

私はこのタイプでした。

親にしてみれば忙しすぎて、のことだったのだと思うのですが、

子どもは親の事情は分かりません。

ただ自分がどんな風に受け取ったかで、

自分の親は怖い、受け入れてくれない、居場所がない、

と誤解します。

そしてこの感覚をず~ぅっと持ち続けるのです。

これが生き辛さに繋がります。





しつけは怒らないで、子どものペースに合わせてひとつひとつ。

出来るだけ楽しくできるように工夫したり、

待ってあげることが大切。

早い、遅いは関係ありません。

子どもは「自分でやりたい!」という時期が必ずあります

その「やりたい!」時期に大変だからとやらせてあげないで、

興味があまりなくなってから「自分でやりなさい!」と言っても

子どもはすでにやる気をなくしています。

親の方は、時間がなかったり散らかされるだけだったりと大変なのですが、

子どもには「自分の最適な時期」があるのです

それはひとりひとりみんな違います。

そのタイミングを逃さずしつけ(その時は遊んでいるだけに見えても)をしてあげれば、

子どもは楽しんで、真剣にチャレンジします。





親の都合でしつけをしない、ということが大切です。

親の都合でしつけをすると、

子どもの側は親がコントロールしている、と受け取ります。

トイレットトレーニングも、無理やりやると心にひずみを作ってしまいます。

気長に付き合ってあげましょう。

この時期の子どもは、おしっこやウンチを汚いもの、と思っていません。

自分のものの一部なのです。

だから、子どもにはおしっこもうんちも大切なもの。

トイレの中に落とすのは、大切なものを手放すようなもの。

その時期を決めるのは子どもです。

実は子どもは何でも自分で決められます。

我が家の息子も、障碍児でしたが、ちゃんとオッパイをやめる日を決めました。

そして、その時から絶対に飲まなかったのです(2歳ちょうど)。

私は水分補給が楽なので、もう少し長く飲んで欲しかったのですが^^;

その時に、障害があっても子供はちゃんと決められるんだということが分かりました。





子どもは「自分でやる」ということに本来喜びを感じています。

何かを出来るようになるのは嬉しいのです。

そうやって成長していきます。

うまくいかないのは、親の都合でやらせてしまう時です。

子どもがやりたい時にやらせてあげないで、

すっかりイヤになった頃に、自分でやりなさい!

と言われるのでイヤになるのです。

子どもにはひとりひとり学ぶのに最適な時期があります^0^