0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児の悩み 親子関係の問題には早めに取り組むに越したことはない

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あなたは、ご自分の子どもがかわいくな~~い、と思っていますか?

実はそれは、いつもではなくても、殆どの人がそう思っていますよ^^;

心の深~~いところでは愛しているのですが、

たいていの親子は、何かしらの問題を抱える組み合わせになっているのです。

3人兄弟がいたら、誰かとうまくいかない、とか。

ちょっとアヤシゲですが、人生はそういうことになっている、

とでも言ったらいいでしょうか^^;




かわいくないからダメな親なんではないんです。

難産だったり、産後母子同室でなくて離れていたり、

ホルモンの関係で親の方が不安定になっていたり、

夫婦関係が関係している場合も多いですし。

様々な理由があるのですが、母性というのは後からも育つものなんです。

だから大丈夫、大丈夫。




これもまた、アヤシゲな話なのですが、

心の問題にはウイルスのように?潜伏期間があるんです。

幼少期の育ちの問題は、潜伏期間を経て後ドカンと姿を現します。

シュタイナー教育では、その時期は17歳ごろと言われていますが、

今は様々な社会事情で、現れる時期も様々だと思います。




日々の生活の中で、子どもはちょくちょくサインを出しているのですが、

ちょっとした、どこにでもあるようなことなので、

大したことがないように思うため、そのサインは見逃されがちです。

それなので、突然問題が出て来たように思うのです。

例えば、よく、小さい頃にいい子だったのに、どうして?と言いますよね。

それは、いい子だったから問題が起きたのです。




いい子って、自分のことをありのままに出せない子なんです。

親が良かれと思っていい子にしようと、

ギューギューとしつけをしてしまったり。

そうすると、子どもは自分の気持ちを押さえ込んでいい子でいます。

でも、いつまでも偽りの自分でいるのは苦しいので、

本当の私はこうじゃな~~い!と(自分では気づいていなくても)心が叫ぶのが

大きな問題として現れます。

逆に言えば、家では我がまま出せるのはいいことなんです。

自分を出しても大丈夫、と思っている訳ですから。

親がそれをどう受け止めるか、は親の側の問題です。




ですので、小さいうちに、

何か子どもとの関係がギクシャクしているなぁと感じたら、

その時が取り組む最適な時期です。

早期に取り組むとそんなに大変なことにはなりませんし、

爆発しても親の方がまだまだ受け止められるので、

早く解決しやすいです。

大した問題になっていない場合は、

親がそのちょくちょく出しているサインに応えてあげているからです。




講座で心のしくみを知り、

ご自分の問題にカウンセリングで取り組み、

にじの森で実践してみる。

この3つに取り組んでいただくと、実際の生活が変わってきます。

こころのしくみを知ると、自分の心が納得するので、

子どもと向き合いやすいし、取り組みやすいのです。




とりあえずどうにかしたいわ!という方は

「子どもの話をとにかく聞いてあげる」



これを徹底的にやってみてください。

子どもって、昨日もあるお母さんと話していたのですが、

『自分を見てもらいたい、受け止めてもらいたい」

それだけなんですヨ。



次回は、どうして子どもがかわいくない、

と思ってしまうのかをお伝えしたいと思います。

そこには意外な事実があるんですよ。

知ってびっくりぽん、です(笑)