0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「ひ」ろい(広い)? 狭い? しつけの仕方

きちんとしつけをしなければいけないの?!

という疑問が湧いているお母さん、多いなぁと感じています。

あなたはどう思いますか?

実際、しっかりしつけをしていますか?

どんなしつけの仕方をしていますか?






私達(そろそろおばあちゃん世代^^;)の育てられ方は

親の言うことは絶対、みんなと一緒にできなければならない、

勉強はしっかりと、なんでもきちんと、なんていう具合でした。

皆さん、若い世代はいかがですか?





それでも私達の頃は放課後外で自由に遊んだり、

親の目から離れ、大人の目から離れていられることが多かったのです。

今は、遊び盛りの年頃でも自由に遊ぶ場所や時間がなかったり、

いつも大人の目があったり、という環境で育っていますよね。

放課後、家に誰もいないので塾や習い事に行かせている、

なんていう人が多いとも聞きます。





~しなければならない、という生き方は

実は子どものありのままの姿を抑圧してしまうのです。

例えば、子どもが自分から望んでいる訳ではないのに

習い事に行かせたり、塾に行かせる。

心の底では行きたくないのかも知れない。

抑圧された気持ちは、心の奥深くに眠っています。

それが、思春期の頃になって爆発したり

引きこもりになったり、生き辛さを生んでしまいます。






よく「いい子は怖い」と言われますが、

「いい子」というのは周りの人に合わせて自分を殺している状態です。

人の言うことに合わせてばかりいると、

本当の自分の気持ちが分からなくなったり、

何を自分がしたいのかも分からなくなったり。

自分を殺して生きているので、本当は心の底に怒りもあるはずなのですが、

そんな気持ちも全部押し殺している状態です。

そして自分にとってはいいころなのか、

悪いことなのかということも考えられないので、

大きくなっても人の言うままに生きてしまったりします。





子どもにはなるべく自由を保障してあげましょう。

子どもの感情や意思を認めてあげましょう。

ぎゅうぎゅうにしつけると、それが潜在意識の中に残って

あとで爆発してしまいます。

小さい頃のしつけの仕方が思春期になって現れるのです。

そうなってからでは、本当に大変です。





人としてやってはいけないことや

人をコントロールするようなことをした時は、きっぱりNo.

それ以外は小さい頃はゆるくて大丈夫。

いや~~~っ、となっている時は、まず「そっかぁ、イヤなんだね~」と共感してあげましょう。

落ち着いてから話してあげれば大丈夫。

いやーーっ!でも 好きーーっ!でも

まず共感。気持ちを分かってあげる。

そのひと言があれば、子どもは抑圧されたとは思いません。






子どもの命に関わるような危険はNoですが、

枠を広くとって、親の手の平にありながらも

自由な感じ。

池の中の鯉が自由に泳いでいるところを想像してみてください。

池が広ければ広いほど、たくさん泳ぎまわれるし自由です。

親は池なんですね。

安心、安全を確保してあげながらも自由に^^

日々の育児の中で模索してみてください。