育児のあいうえお 「ひ」ろい(広い)? 狭い? しつけの仕方
きちんとしつけをしなければいけないの?!
という疑問が湧いているお母さん、多いなぁと感じています。
あなたはどう思いますか?
実際、しっかりしつけをしていますか?
どんなしつけの仕方をしていますか?
私達(そろそろおばあちゃん世代^^;)の育てられ方は
親の言うことは絶対、みんなと一緒にできなければならない、
勉強はしっかりと、なんでもきちんと、なんていう具合でした。
皆さん、若い世代はいかがですか?
それでも私達の頃は放課後外で自由に遊んだり、
親の目から離れ、大人の目から離れていられることが多かったのです。
今は、遊び盛りの年頃でも自由に遊ぶ場所や時間がなかったり、
いつも大人の目があったり、という環境で育っていますよね。
放課後、家に誰もいないので塾や習い事に行かせている、
なんていう人が多いとも聞きます。
~しなければならない、という生き方は
実は子どものありのままの姿を抑圧してしまうのです。
例えば、子どもが自分から望んでいる訳ではないのに
習い事に行かせたり、塾に行かせる。
心の底では行きたくないのかも知れない。
抑圧された気持ちは、心の奥深くに眠っています。
それが、思春期の頃になって爆発したり
引きこもりになったり、生き辛さを生んでしまいます。
よく「いい子は怖い」と言われますが、
「いい子」というのは周りの人に合わせて自分を殺している状態です。
人の言うことに合わせてばかりいると、
本当の自分の気持ちが分からなくなったり、
何を自分がしたいのかも分からなくなったり。
自分を殺して生きているので、本当は心の底に怒りもあるはずなのですが、
そんな気持ちも全部押し殺している状態です。
そして自分にとってはいいころなのか、
悪いことなのかということも考えられないので、
大きくなっても人の言うままに生きてしまったりします。
子どもにはなるべく自由を保障してあげましょう。
子どもの感情や意思を認めてあげましょう。
ぎゅうぎゅうにしつけると、それが潜在意識の中に残って
あとで爆発してしまいます。
小さい頃のしつけの仕方が思春期になって現れるのです。
そうなってからでは、本当に大変です。
人としてやってはいけないことや
人をコントロールするようなことをした時は、きっぱりNo.
それ以外は小さい頃はゆるくて大丈夫。
いや~~~っ、となっている時は、まず「そっかぁ、イヤなんだね~」と共感してあげましょう。
落ち着いてから話してあげれば大丈夫。
いやーーっ!でも 好きーーっ!でも
まず共感。気持ちを分かってあげる。
そのひと言があれば、子どもは抑圧されたとは思いません。
子どもの命に関わるような危険はNoですが、
枠を広くとって、親の手の平にありながらも
自由な感じ。
池の中の鯉が自由に泳いでいるところを想像してみてください。
池が広ければ広いほど、たくさん泳ぎまわれるし自由です。
親は池なんですね。
安心、安全を確保してあげながらも自由に^^
日々の育児の中で模索してみてください。