0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「へ」んな(変な)子!と言われたら!?

今日の育児のあいうえおは「へ」
「へ」ってなんか思い浮かばなくて、なかなか書けません。



へ、へ。へ。変、変な子。



わたしは、どうやら小学校に入学した頃はかなり変だったらしいです。

懇談会の後の面談で親が、

お宅のお子さんはみんなが課題をやっている時は何もやらないで、

みんなが終わった頃におもむろにやり始めて、

それから自分が終わり、と思うまでやっていて困ります、

というようなことを言われたらしいです。

かなり親に怒られて、小学校の頃はあまり学校が好きになれませんでした。

私はあまり記憶なく、

初めての学校で給食を食べるのがしんどくて、

そんな記憶しかありません。

やっと回りのことが見えてきたのは3年生の頃。

4年生くらいまでは勉強がしんどくてたまりませんでした。

それでも特別支援学校(昔は養護学校)で働けるくらいにはなるんだから、

あまり小さい頃に人と違うということを気にしなくてもいいのではないでしょうか?

それよりも、いつも叱られてばかりで自信を失うことの方がもったいないです。




子どもが人と大きく違うことを気にする親は、

実は自分を守りたい、という心理が働いているんです。

自分がダメな親だと思われたくない、というような。

私の親も世間体をとても大事にする親でした。

昔の人は殆どそうだったのかも知れません。




ですが、時々例にあげるのですが、

さかなくんのお母さんのように、

学校の先生にもっと勉強させてください、と言われても、

「うちの子は絵が好きで、魚が好きで、それでいいんです」

と言える方もいらっしゃいます。

子どもを信頼していなければ、そういう言葉は出てきません。




黒柳徹子さんもそのおひとり。

小学校に入学したけれど、あまりに好奇心旺盛で、

窓の外を通りかかったチンドンヤさんに声をかけたりして授業にならず、

とうとう小学校を退学させられたという経歴の持ち主。

でも、そこでお母さんが徹子さんを叱るのではなく、

もっと合う学校を探してくださって、

それで今の徹子さんがいらっしゃる。




こんな例を見るとやはり、叱るのではなく、

子どもを信頼して、子どもの特性を伸ばしてあげる親なら、

子どもは例えどんな子であれ伸びていく。

どんな分野に進むのかは子どもによって様々だと思うのですが、

やはり、親の信頼の中で育った子は

ほんとうの意味で強いなぁと思うのです。




お母さん達と接していると、

自分の育児が正しいか間違っているか、

そんな視点で育児をしている人が多いように感じます。

自分の防衛からではなくて、子どもをありのままに受け止める

そんな育児をしてほしいなぁ、と願っているわたしです。

こころの中では、当然、

困ったり悩んだり、泣いたり怒ったりしても、

最終的には子どもを信じる。

たとえ障害があってもなくても、それは関係ない、と

私は障害のある息子を育てたので、そう思うのです。