0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児がつらいあなたへ  育児のあいうえお 「ほ」んとう(本当)の気持ちは?

子どもが泣いたりぐずったり。

いつもの光景と言えば、いつもの光景ですが、

親が悩んだり辛くなったりする場面ですよね。

またぐずられると思うと朝からゲンナリ、なんていうことも多いと思います。




子どもはお母さんを困らそうと思って泣いたりぐずったりしているのではありません。

本当の気持ちをどう伝えればよいのかが分からないからなんです。

赤ちゃんは泣くのがコミュニケーションの第一歩、

ということはどこかに書いたと思います。

少し大きくなると表現がオーバーになるので親はびっくりしてしまうのですが、

泣いたりグズッたり、怒ったりも同じ。

その下には本当の気持ちが隠れています

まず、それが何かをキャッチする練習です^0^




お、今のは私がかまってあげられなくて寂しかったんだね、とか

今は悲しかったんだな、とか

弟におもちゃを取られてイヤだったんだね、とか

そういう気持ちにまず気づいてあげることが第一歩。




それが出来たら次は・・

その感情を返してあげる

そっか~ イヤだったんだね~~

そっかぁ、やめて欲しいと思ったんだね~~

そっか~ 寂しかったんだ~~

などと返してあげると、それが自分の気持ちにぴったりはまると

子どもはすぐにケロッとして、また遊びに行ってしまいます。

ぴったりはまってない!?と思ったらいくつか試しに言ってみてください。




こんな風に親が感情を返してあげると

大きくなるにつれ、子どもが自分から言ってくれるようになります。

イヤだったんだね~~、というのが微妙に違ったりすると、

違うよ、痛かっただけ、とか自分の本当の気持ちを教えてくれるようになります。

そうしたらしめたもの!

泣いたりわめいたりする回数も減るし、

何より気持ちを分かってもらえて子どもは満足します

大人だってそうですよね。

結局、大人も怒ってしまうのは、自分の気持ちを分かってもらえなかったから。

大人はそれをストレートには出さないけれど、

子どもはストレートに出してきます。

そこが違うだけ。

でも、そうやって出してくれるということは

親が受け止めれくれる、って思っているからなんです。

もう無理!と絶望して出してくれなくなったら

それこそ終わりです

親にこころを開けない、ということですから。



そうならないように練習、練習。

育児は練習です^0^