育児の悩み 何でもやりたがるけど、後がヒサン。ついつい怒ってしまう・・
分かります、分かります。
親の方が心の準備ができないうちに次から次へと何かやってくれると、
ついつい怒ってしまいますよね。
時間がないのに~~っと思ったり、疲れる~~っ、と思ったり。
これが果てしなく続くように思えたり。
特に男の子はね。
でも、でも、皆さん。
小学生が勉強していたら怒りますか?
理科の実験していたら怒りますか?
家庭科の勉強していたら怒りますか?
怒らないですよね~~
実は、この時期の勉強はいたずらであり、
大人のまねっこであり、
とにかく自分で何かを試してみること、なんです。
だから、怒りそうになったらまず、
このことを思い出してくださいね。
あ~~、この子一生懸命勉強しているんだ!
と思えば怒りも少しは和らぐかも知れません^^;
そして、子どもが心から嬉しいのは、
親が一緒に楽しんでくれることなんです。
そうすると自分の世界が一気に楽しくなってしまいます。
幼児期に体感した感覚は大人になっても持ち続けます。
だから、楽しい幼児期を過ごした子は人生が楽しく感じられ、
怒られてばかりいた子は、人生がしんどく感じられるのです。
何でもきちんとしなさいと言われていた子は人生が窮屈に感じます。
乳幼児期の過ごし方はものすごく重要なんですよ。
『何でも自分でやってみる」ということを経験すると、
身の回りのものがどんな風になっていて、
どんな風にするとどんな風に変化するのか?
そんなことを直感的に捉えられるようになります。
これは数を数えられたり字が読めたりすることよりも
ずっと大切なことなんです。
そして内側から湧き出てくる自信に繋がります。
小さい頃に何でも自分でやってみたという経験が少ない人は
大人になっても自分に自信が持てなかったりします。
傍からみるととても力がある人のように見えても
本人が自信がなくて、結局、能力を発揮できなかったりするのです。
まず、環境をシンプルにして、
子どもがいたずらしても自分が怒らなくて済むような体制を極力整えて、
思い切りやらせてあげましょう。
それに・・大人も時にはめをはずして一緒にやってみると
案外ストレス解消になって、後片付けも苦にならなかったりしますヨ。
お試しあれ。
我が家は、お風呂を先に沸かしておいて、
いたずらの後は
どぼん、と入れたものです。
庭のハーブなどを入れておけば、
いい香りで怒りもどこかへ飛んで行くかも。
子育てひろば「にじの森」では、子どもは泥んこになり、
水や葉っぱや籾殻(もみがら)などで思い切り遊んだり、
のこぎりでひたすら枝を切ってみたり。
高いところに上がったり。
石ころにつまずいてダイビング。転んでも泣く子はあまりいません。
それよりも遊びが楽しくて仕方ないんです(笑)
それでも怒りが湧いてきて、湧いてきて
コントロールができない程の場合は
ご自分の幼児期の育ちに何かある場合があります。
そこを見る必要があるかも知れません。