0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「て」れび(テレビ)はいいの?悪いの?

初めてママになって気になることの一つに

テレビやビデオ、ゲームのことなどがあると思います。

小さい子どもがテレビをジッと見ているのは、

実は集中力があるからではありません。

テレビの刺激が強すぎて、目が離せない状態になるのだそうです。




北海道大学医学部の教授によると、

テレビの見すぎはADHD注意欠陥多動性障害)になりやすいというデータがあるそうです。

私が思うに、子どもは基本動いているのが自然な姿なので、

テレビをジッと見ていると、子どもの自然治癒力が働いて

それが多動という行動になっているのではないかと思うのです。

日本小児科学会でも、2004年に

2歳以下の子どもにテレビ・ビデオを長時間見せないように」という提言がされています。




我が家に来られた3ヶ月の赤ちゃんの例ですが、

冬に生まれた赤ちゃんで、ママと二人アパートにこもる生活で、

何気なくママがテレビをつけっ放しにしていたそうです。

そうしたら、ママが赤ちゃんに話しかけてもママの方を見ないで、

テレビの方にばかり振り向くので心配になったとのこと。

ママが早く気づいたので良かったのですが、

そのままいったらコミュニケーション障害になっていたかも知れません。





小さければ小さい程、ちゃんと話しかけたり、抱っこしてあげたりという

直接のコミュニケーションが大切なのです。

脳の発達にも影響があるそうです。

ですので、幼少期は極力テレビ・ビデオは少なく、

見せるなら一緒にお話しながら短時間にしておくのが良さそうです。

テレビを見せるなら3歳以降に、

なるべく番組を選んで見せてあげる

ということが大切なようです。




いずれにしろ、小さい頃は生のコミュニケーションに勝るものはありません。

愛情たっぷりの、パパやママの話しかけ、

一緒に遊ぶこと、抱っこやおんぶ、

そんな普通のことが一番大切なのです。