0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「よ」っきゅう(欲求)不満の見分け方

子どもが我がまま言っているのか、いないのか?

あなたはどう考えますか?

子どもがぐずぐず言うのは我がままだと思いますか?





0~1歳半の時期はひたすら受け入れてもらう体験をする時です。

ですから、基本わがままということはないんだと私は考えます。

ただ「こうして欲しい」ということがあるだけです。

そして、この時期にたっぷりと心が満たされているという体験がとても大切です。

それがその子の世界観になるからです。




それでは、1歳代後半~はどうでしょう?

我がままを言う、ということはあるかも知れません。

ただし、子どもが我がままを言うのは

たいてい親の側に問題がある場合が多いということなのです。

かまってもらいたいのにもらえないから、

寂しいから、話を聞いてもらいたかったのに・・・

嫌なことを言われた、悲しい・・・

欲求不満の下には、実はそういう気持ちが隠れています。




そこを分かってもらえないと、子どもはいつまでもグズグズ言ったり

言うことを聞かなかったり。

そういう時は、その下の気持ちを言葉で返してあげましょう。

「寂しかったんだね、ごめんね」というように。

子どもの我がままは、元をたどれば大人に原因があることが多いのです。

怒るのではなく、むしろ優しく教えてあげることが大切です。




子どもがむちゃくちゃすることの下には

親の放任が隠れている場合があります。

怒られてもいいから関心を持って!という心の叫びなのです。

怒るということは関わるということですから、子どもにしてみれば、

怒られても関わってもらえた、という気持ちになります。

でも、それではあまりに寂しいですよね・・・

スマホに夢中になっていて、応えてあげていない、

なんていうことはないですか?

それも、子どもにしてみれば無関心です




渦中は大変に感じるけれど、小さい時期はあっという間に過ぎ去ります。

いつも、という訳にはいかなくても、

極力子どもの気持ちに添ってあげましょう^^

関係性ができていれば、そんなに怒らなくても

穏やかに教えてあげればそれで納得してくれます。

子どもは親の鏡です。

時には怒ってしまっても、練習、練習です^^