0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

犬の花に父を見ていた@@(子どもの頃の心の傷)

我が家のトイプードルの花は、とても甘えん坊です。

最初来た時はその逆で、体に触るのも大変、

私たちに向かって歯をむき出していました。


それがいつの間にか甘えん坊になり、

今度は逆に抱っこ、抱っこです。

昨年、小千谷の子育てひろばに週1回通うようになり、

朝から家を空け、遅いと帰るのが夜の7時過ぎになりましたので、

その頃からだんだん甘えん坊がエスカレートしてきたように思います。

犬にもそんなことがあるとは知らず、びっくり@@でした。


それくらいならまぁいいのですが、

私が出かけると翌朝吐くようになりました。


今はにじの森も始め、講座も始め、

色んなことを始めたので、

家にいても花に関われる時間が少なくなってしまいました。

花はそれで益々甘えん坊がエスカレートし、

自分の思うように抱っこしてもらえないと、

今度はエサを食べなくなったのです。


さすがに私も気が重くなり、どうしたものかと思う日々。

まるで小さい子供がいる家のようです。

子どもなら仕事はセーブすると思うのですが、

犬のことで仕事を減らすわけにもいかず・・


昨日、友達にメールでこのことについて聞いてもらいました。

自分の周りに起きている出来事で、

自分の気持ちがもやもやする時は

何か子どもの頃のこころの傷に触れる時なのです。


花との関係も何かあるんだろうなぁ、と思っていました。

友達に聞いてもらっているうちに、自分の心模様が見えて来ました。

私に甘えたい花をそのまま受け入れなければならない、

というような気持ちがあることに気づきました。

~しなければならない、という気持ちがある時には

さらに何かあるのです。


甘えられない時に吐いたりご飯を拒否したりする花を

私はすごーく重荷に感じていたのです。

それはどうしてなのか?と見てみたら、

なんと、子どもの頃の父の姿がそこに重なっていたのです。


勉強が分からないのに、無理やり勉強されられ、

良い成績を取らないと大変な事態が待っていたり。

私にとっては無理難題。

そこにいなくても、私に見えない圧力をかけていたり。

勉強ばかりではありませんが、いろいろあったのです。


父は私のために良かれと思ってやっていたのでしょうが、

子どもの私には重荷で苦しく、大変なことでした。

父の期待に応えられないことで

自分を責めたり罪悪感を感じたりしていた幼い私。


そこに花のことがヒットしていたのでした。

花の期待に応えられない罪悪感。

な~~んだ、そんなところに繋がっていたのか@@

とびっくりし、今の私なら笑えるのですが、

父との関係が裏にあり、花が私にはとても重苦しく感じていたという訳なのです。

そこに気づけたので、気持ちが一気に軽くなりました。


人間関係や子どもとの関係で、

何か心がもやもやとすることがある時は、

大抵、こんな風に子どもの頃の心の傷がうずいている時なのです。

親の方はそんなつもりがなかったり、良かれと思ってしたことなのですが、

子どもが受け取っていることは全く違っていたりします。


もし、そういうことがあるならば、

早めにカウンセリングやセラピーを受けて解消していけば、

人間関係、親子関係が楽になっていきます。

今の自分の問題を見てみると、

本当にびっくりするような子どもの頃の体験が出て来るのです。

意識では笑えるようなことでも、

無意識の中の「子どもの自分」には、とても重いことなのです。