育児のあいうえお 「け」いけん(経験)から学ぶ
子どもは経験から学びます。
生まれたばかりの赤ちゃんが泣き声をあげると
お母さんが応えてくれる。
その時、赤ちゃんはコミュニケーションの一歩を学びます。
少し大きくなって手に物が持てるようになると
それを振ってみたり、なめてみたり、投げてみたりして
五感を使ってその物はどんな物か、
体を使うってどんなことか、どうなるのかと
様々なことを学びます。
ご飯を食べている時に水をこぼしてしまった時、
手でピチャピチャしてみて、水ってどんなものなのかを学びます。
ママにダメよ^^って言われた時、
この世には受け入れてもらえないことがあることを学びます。
手でつかめるようになると、ちっちゃいおにぎりを自分の手で食べてみることを学びます。
外に出て見ると、色んな花や葉っぱや、風やお日様の光、
ありとあらゆる物事を日々新しく学びます。
子どもが興味をもったら、たとえ大人にとっては汚れることであっても
まずは経験させてあげましょう。
それは何ものにも変えがたい、赤ちゃんや子どもの勉強です。
本当のことは経験して初めて分かり、初めて身につきます。
失敗してこそ初めて分かることもたくさんあります。
失敗しても怒らないで、どうしたらいいのかを
子どもに考えさせてあげましょう。
何事も、親が先回りしないで、見守りつつ体験させてあげましょう。
自分でやってみることを大切にしてあげましょう。
言葉で教えてもらうことと、体験してみることは
全く違うことです。
子どものうちは経験こそが勉強です。
遊びこそが勉強です。