0~3歳の育児が分かる! にじの森のおばさん   「ろっこ」のブログ

森の中の子育てひろば「にじの森」(NHKで放送されました)の主催者ろっこが育児がつらいあなたへ贈る「育児のひみつ」

育児のあいうえお 「ノ」-(No)を言える子育てを

私は日ごろから「子どもの自由」を保障したいと思っています。

でも、「自由」と「わがまま」は違います。

反対と言ってもいいかも知れません。

自由は、ある意味自分で決めて自分で結果に責任をもつので

厳しい面があるかも知れません。





人としてやってはいけないこと・・・

人を蹴ったり、故意に心を傷つけたりするようなこと、

そういうことをした時には、

親がNo.を言ってみせてあげましょう。

そして、子どもがNo.を言った時にも

なるべく尊重してあげましょう。

お互いのNo.を尊重できるようになると良い関係が生まれます。





なかなか慣れないうちはできないのですが。

私も、小さい頃から親が言うことは絶対!の家に育ったので

No.を言うのは苦手です。

言えなくて後悔することもいっぱいです。

自分が言えなかったのに、相手が察してくれない、と怒ってみても仕方ありません。

日本人は察することは得意だとは思うのですが、

それでも全部は無理ですし、言わないがためにこじれることの方が多いような気がします。

何事も練習、練習、です。





子どもがけんかした時も、イヤなら「イヤだよ、やめてね」と

ちゃんと言えるように練習させてあげましょう。

友達をいじめるのはもちろん良くないことですが、

嫌なことをされても嫌だと言えないことも困ります。





でも、それが出来るようになるには

ちゃんと小さい頃から「自分のNo.を家庭で尊重してもらった経験」

があるかないか、なんですよね。

相手の気持ちを尊重する、自分の気持ちも伝えられる

日本人には苦手なことですが、

やっぱり小さい頃から伝える練習をする、

ということが大切だと思います。





そして、ここで大切なことですが、

子どもが我がままを言う時にも、

もしかしたら、その子の我がままの下には

寂しさや、自分に気づいて欲しい気持ちや、分かってもらえなかった怒り、

などが隠れている場合が多いということなんです。

本当は親の言動に問題があるのに、

子どものせいになっている場合もある、ということなんです。

そういう一見小さい出来事が

どんどん子どもの気持ちをかたくなにしてしまったりする。

そういうことが起きていないかどうか、

はいつも自分に気づきながら子育てをすることが大切だと思います^^